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受験というものは会場に行かないと受験できないもの。
今まで私立大学2校に行っていましたが、会場まで電車です。
しかも片道1時間半。
暇で暇でしょうがないので、『もしも連載するんだったらこうなるリボーンヒロイン案』を広げてみました。
電車に揺られピコピコ打って、何となく書いていくと雲雀との出会いまで行きました。
でもちゃんと構想練っていないので、サイトに掲載するのではなくブログに掲載します。
本当はリボーンのページを作るのが面倒なだけなんですけどね。


名前は固定で『西口 錬 (にしぐち れん)』です。
ちなみに上記の名前は男装中のもので、偽名になります。
本名はその内。





京子に連れられツナ達がやってきたのは1年○組。
放課後の運動部員の声が響く校舎では異質な空気を放っている教室。
扉を開けた教室には男女が机を挟んで向かい合って座っているだけで他生徒は見当たらない。
一番後ろの窓側という特等席でイチャついている、というわけではなさそうだ。
京子が側に寄るところからするに彼が目的の人物の様だ。
机の上には浅く小型の水槽があり、一枚の葉が浮かんでいる。
男子の手に摘まれている透明な糸の先にぶら下がる黄緑色のダイヤ型のガラスが葉と触れるか触れないかの位置で静止していた。
女子はその手に自分の片手を乗せ、男子は自然と、女子は何か念じる様に固く目を瞑っている。
「何やってんだァ?」
「しー」
静寂に痺れを切らした獄寺が口を開いたが京子が口に指を当ててたしなめた。
獄寺は不満そうに口を歪めたが、そうこうしている内に変化が訪れた。
何も触れていない、揺れているわけでもないのに水槽の葉を中心に波紋が広がりだす。
葉が揺れている様には見えないのに作り出される波紋を皆不思議そうに覗き込んだ。
その不思議な波紋も少しすると治まり、男子の方が先に目を開いた。
「はい、いいよ」
まだ声変わりをしていない声を不安そうに目を開いた女子に掛けた。
「気にする事は無いよ。
明日にはこの状況を打破出来る。それまで彼氏を信じて待ってろ」
その言葉に女子の顔から少しは力が抜け頷いた。
「うん・・・ありがとう錬君!はい、これ」
「まいど」
教室を出て行く彼女を見送る男子の手の中にはチ○ルチョコが転がっていた。
 
 
「で?」
扉から先程から居る集団に目を移す。
机に頬杖をついて目を細くして一人一人の顔を見ていく。
「笹川さん。これは新手の嫌がらせ?」
「占い中にお邪魔してごめんね。私達も占って欲しくて」
「この人が占師?」
「そうだよ。彼が西口錬君!」
クラスの違うツナ達が話すのは初めてだが、どこかで擦れ違った事がある、わりと男子の中では目立つ中性的な顔立ちと髪型である。
中学生の男子にしては長い焦茶色の髪を一つ三つ編みにして、先生から注意を受けないのだろうかと密かな疑問が浮かぶ。
「彼の悩みについて」
京子に後ろを押され一歩前に出たのはあまり乗る気ではない沢田綱吉。
パチッと錬と目が合う。
「ああ、ダメツナで有名な」
他クラスにまでその名で知れ渡っている事にショックを受ける。
一応自己紹介で「沢田綱吉です」とだけ力無く言う。

 
***
 
「見て欲しい事って何?」
「えっと・・・・」
「お待ち下さい十代目!」
 
「将来立派なボスになれるか」というあまり占って欲しくない悩み事だから言うのをためらっていると、ツナを後ろに回して獄寺が前に出た。
「占なんて大体インチキが多いものです。
インチキ占師に十代目の寛大なお悩みを明かす訳にはいきません!
先に俺が占います」
そして座っている錬に対してガンでも飛ばす様に見る。
「俺が立派な十代目の右腕に成れるか占え。
ま、決定事項だけどな」
(どこから来るんですか!?その自信)
占ってもらう相手に対しての言葉とは思えない言動である。
「あははは、いいなぁ俺も占って欲しい」
「野球バカはどうせ十代目の靴持ちぐらいだろうから止めとけ」
 
 
「やっぱ新手の嫌がらせ」
「楽しい人達でしょ」
「そう思える笹川さんも楽しい人だね」
錬は溜息をついて山本と言い争い中の獄寺を見上げた。
「俺はお前を占う気なんて無いよ」
急な発言にツナは驚いたが獄寺の方は「何ィ」と睨み返す。
「俺は別に好きで占ってる訳でもないし、利益が欲しい訳でもない」
錬は先程女子生徒からもらったチ○ルチョコを口の中に放り込んだ。
「確かにインチキ占師なんてそこら中にいるからそう思ってくれても結構。
でも俺には俺の主義がある。
努力で何とかなる事は占わない」
「インチキって図星突かれたから逃げる気かぁ」
「ちょっと獄寺君!」
ツナが雲行きが怪しくなってきたのでオロオロしだすのを見てまた錬の口から溜息が漏れる。
「お前がそこの十代目とやらの右腕に成れるかどうかは今後の努力次第だとしても、彼を思う気持ちは上位なんじゃねえの」
「あったり前だろうが!俺は何処まででも十代目に付いて行くつもりだ」
雲行きが戻りだした事に安堵した。
(この人良い人そうだ)
困っている自分を見て助け船を出してくれた様な気がした。
ツナの勘違いかもしれないが、彼の中では良い人に分類された。
 
「沢田の悩みは何だ?
事に寄ったら占わないけど・・・」
「えっと・・・・・」
聞かれてドキッとした。
なぜなら京子に言われて何となく来てしまっただけで、占って欲しい事は無いからだ。
(やっぱ「将来立派なボスになれるか」なんて努力だし。
っていうか俺マフィアのボスになんか成りたくないしぃ!
そうだ!どうやったらボスにならずに済むか占ってもらえば)
 
 
「将来ツナがボンゴレファミリーのボスとして立派にやってけるか占ってくれ」
 
ツナを代弁して言ったのは突如現れたスーツ姿の赤ん坊・リボーンであった。
「努力では補えないとこに対してだぞ」
いつから話を聞いていたのだろうか。
「マフィアのボスの資質って事か。
・・・見たまんまじゃねえの」
マフィアという普段聞き慣れない単語はあっさりスルーして、明らかにダメツナを指している。
「占師のくせに人を見た目で判断するのか?」
リボーンの挑発的な言葉に対してあまり反応は見られない。
「別に俺は占師じゃねぇし」
「もう止めとけよリボーン。俺はマフィアのボスになんかならねぇし!」
「当のお前がそれでどうする」
「グヘッ!?」
見事リボーンのビンタがヒットする。
ツナは理不尽にも涙を浮かべて頬を擦った。
すると急に錬が笑い出した。
「マフィアのイメージにあまりにも沿わないな」
ツボに入ったのかしばらく腹を押さえて笑い続けた。
「面白い。お前は見てやる」
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誕生日本によると私は

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