Boy met ....Ⅵ

さてさて漸く雲雀との出会い終了です。
ここまでが私が受験に行くため電車に乗って揺られながら携帯に打ったところになります。
当初の予定ではここまで書いてリボーン夢止めようかなとか思っていたんですが、書けば書くほど先が書きたいとういう欲求に駆られまして、この際書いちゃおう！と書いてます。
制作にはもう取り掛かっていまして、頑張っていこうかなっと思っています。
勿論原作沿いで雲雀贔屓です。
でも骸とも関係を作り(愛人とか二股っていう意味ではないですよ)、骸に言い寄られる子にしようと思っています。


それでは雲雀との出会い編最後をどうぞ。
名前は固定で『西口錬』です。
ちなみに男装中の偽名です。

「どうして手当てしてくれたんですか？」

まず一番に来る筈の質問は錬が雲雀の顔の造りについてしっかり観察した後に出された。

「僕がいなかったら君怪我しなかっただろ」

錬の予定では車が来る前に小学生達の足止めをするつもりだったのだが、雲雀によって狂ってしまった。

彼が錬の能力について知らなくても、妨害をしていなかったら道に子供が飛び出す前に止められた、と考えるだろう。

意外にも情があるようだ。

「それに君には早く治って僕の相手をして貰わないと困るし」

そっちが本心だろ。

「怪我人を拉致って一層怪我させるのかと思いました」

「ワォ、気付いてたの」

いつの間にか閉められているドアの鍵。

「君、なかなかやりそうだから楽しみは取っておくよ」

「俺めちゃめちゃ一般人ですけど」

「アレをやった人がよく言うね」

「まさか。パンクはたまたまですよ」

 

「誰も一瞬でタイヤに穴を空けてパンクさせたなんて言ってないけどね」

 

「へっ・・・・」

 

嘲笑う彼に錬はやられた！と自分の不注意にうなだれた。

「ただの草食動物でも関係ないよ。

３日間僕に無駄足を踏ませただけの見返りは貰うよ」

「こっちは気が休まらなくて慰謝料が欲しいです。

でも手当てありがとうございました」

パンクさせた事に気付かれた事とそれによってますます興味を持たれた事に肩を落として、錬は足に負担をかけないようにゆっくりと立ち上がりドアの鍵を外す。

あんまり長居すると気が変わったとかでボコられそうなのでもう退散する。

「ねぇ」

半分応接室を出た背に掛けられる。

「君が６歳にイタリアから並盛に来た。

でもそれ以前の経歴が一切掴めない。

これは故意？

それに朝先を急いでいたみたいだったけど、あれは事故が起こる事を知っていたから？」

ピタッと体が止まる。

錬の首が少し回ったが、目が雲雀を捕らえる事はなく影に隠れていた。

 

「俺は両親が死んで『たまたま』並盛に来て、朝は『たまたま』子供を助けただけですよ。

でも・・・・・」

錬の体は部屋から出てしまい、ドアが閉められていく。

「雲雀さんが来たのは『予想外』でした」

 

完全にドアは閉まり室内に一人残された彼は言葉の意図が理解仕切れず不満そうな表情を浮かべた。

 

が、新たな獲物を見つけられた事に心踊らせて口元上げた。

 

 

×

Boy met ....Ⅴ

最近ニコ動のＲＥＢＯＲＮ！ＭＡＤにはまっています。
色々ありますが【http://www.nicovideo.jp/watch/sm2058316】が一番のお気に入りです。
曲といい、絵の選びようといい、感激しています。
未来編なのでネタバレ嫌な人はご遠慮ください。
でも本当にみる度に涙が出てきそうです・・・・未来編は涙無くしては見られません。
本当に泣ける・・・。天野明先生本当に神様のようです。

早く次巻でないかなぁ。本当に雲雀さんカッコいいし、パイナポーの１０年後も見たいし・・・てか１０年後のパイナポーのファッションどうよ。シャツにネクタイ・・・ネクタイの意味あんの？
友達からジャンプ本誌を借りて見たのはラルちゃんが廊下でへばってるところまでなんでその先めっちゃ気になってます。

『家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 』を買ってみました。(第一弾は買っていないのに)
イーピンが雲雀を見て赤くなっちゃうのはこれかよ！
ちょっとまて、イーピンの師匠であるアルコバレーノが雲雀そっくりだったらアルコバレーノになる前の師匠はまさに雲雀ってこと？
ドッペルゲンガー！？


さてさて前置き(雑談)はこの辺にして夢に行きます。
主人公の名前は固定で『西口錬(にしぐち　れん)』
ちなみに男装時の偽名です。

雲雀が見たのは電信柱に突っ込んだパンクした車と道路に転がっている二人の人間。

あのスピードからして運転手は無傷ではないだろうが、最近の車の安全性を考えると死んではないだろう。

しーんと静まった路地に雲雀の靴音が妙に響いた。

近付くと倒れていた錬は体を起こし、その腕にはまだ状況の飲み込めない男の子がしっかりと抱き抱えられていた。

何か怖い事が起こった事は理解したのだろう、男の子はわーんと声を上げて泣き出した。

それを合図に静まり返っていた場は他の子供達の泣き声や近所住民の大人達の声で騒ぎになっていく。

 

「よしよし。怪我してないよな。大丈夫だから泣くなよ」

錬は胸の中で泣きじゃくる男の子の頭を撫でて優しく笑っている。

騒ぎを聞き付けてきたこの子の母親と思われる人物が名前を呼びながら走って来る。

男の子も声を聞き頭を上げ姿を確認すると「ママぁ―」と言って走って行った。

錬も壁伝いに立ち上がり親子の姿を眺めた。

 

が、横で影を作る存在に気がついた。

動くのを拒むような首を動かし見ると予想通り雲雀の姿があった。

彼は何も言わずに錬を見るので、錬も何も言えず、ただ変な汗が流れる。

 

――コンッ

 

「ぃ！！！！」

彼の視線が足下に行ったかと思えば、何の前触れもなく右足首を蹴られた。

ジンジンしていた所を蹴って来るなんて「お前は鬼か！？」と言ってやりたがったが、あまりの痛みに喉が締まってしまった。

 

何なんだよぉ。もぅ。

 

＊＊＊

 

袋の鼠。

そんな言葉を日常生活ではさほど使わないだろう。

俺も今まで使った事があるかは怪しい。

しかし今日、その単語が浮かんだ。

語意がしっくりくる。そんな状況になった。

正しくは、陥った。

 

 

 

校門を潜る生徒はいなくなり、皆真面目かどうかは置いといて、席に座っている授業を受けている頃。

俺はソファーに座っていた。

一度も入った事の無い応接室は思ったほど広くはなかったけど、学校内に於いて快適な空間であるには違いない。

さてさて、どうして俺がこの応接室にいるかというと、逆上る事数十分前。

通学途中の俺は『たまたま』猛スピードの車に撥ねられそうになった小学生を助けた。

電柱に突っ込んだ運転手は良い薬というぐらいの怪我で、もちろん助けた男の子に怪我は無かった。

しかし不覚にも俺が足を挫いてしまったのだ。

学校寄りの場所にいたのだが、面倒臭いしゆっくり帰ろうかと考えた。

しかし！

予想外にも朝の通学を塞いでいた雲雀恭弥は俺の挫いた足首を蹴り、劇痛に注意散漫になった俺を抱え上げた(米俵を担ぐ様に)。

逃れようと抗議したり動いたりしようものなら容赦無く足首を握られた。

頭がパニクる俺をよそに学校まで強制連行の後、ここのソファーに投げ込まれたわけだ。

 

ああ、此所に来るまでに多くの生徒に見られたから後が面倒だなぁ。

きっと質問の嵐がやって来るだろう。

ツナがいたけど、凄い顔してたなぁ。

驚いてるのか怖がってるのかどっちかにしろよ。

 

 

「何ニヤけてんの？」

救急箱を持った雲雀を前にした途端、此所が風紀委員の委員室つまり雲雀のテリトリーである事を思い出した。

「別にいいけど」

そして彼は何の前触れも無く錬をソファーに押し倒した。

「へっ！ちょっ―――」

「暴れないでくれる」

慌てて起き上がろうとすると不機嫌そうに雲雀が止めた。

見ると捻挫した足を出している。

「・・・・もしかして・・・・手当て？」

「それ以外に何に見える？」とでも言いたそうに一見しただけで手際よく湿布を張り、包帯を巻いていく。

慣れてるなぁ。

てか何で手当てされてんだ？俺。

それにこの人・・・。

「何か言いたそうだね」

顔も見ずに聞いてきた。

「いや・・・顔綺麗だなぁと・・・・」

素直に答えると雲雀は訝しげな顔を向けた。

「雲雀さんの顔、今日初めてまじかで見たんですけどなかなか美形ですね。

肌綺麗だし、髪の毛さらさらだし。

羨ましいかも」

錬がじっと眺めているので雲雀の方が耐えられなくなった。

「変わってるね君」

「そうですか？常識はあるつもりですけど・・・。

あっ、たまにずれてるとは言われます」

「だろうね」

処置が終わったので雲雀は救急箱を片付けて部屋の奥にある委員長机に腰掛ける。

錬は完璧に包帯を巻かれた足首を不思議そうに見て動かしてみて、当然痛くて呻いている。

 

馬鹿だ、と見ている彼は心の中で言った。

 

×

Boy met ....Ⅳ

やっと雲雀に会う似非リボーン夢第四弾。

主人公の名前は固定で『西口　錬』
ちなみに男装中の偽名です。
ちなみにやっと雲雀と対面です。
ちなみに原作沿い書こうかなぁと本気で思い出してます。

近ごろ朝は出来るだけ早く家を出る事にしている。

皆と同じ時間帯だと校門に風紀委員がいて校門検査をしだすからだ。

風紀委員も人間。

早朝から校門検査をしているわけではなく、大半の生徒が登校し出す時間から行うので、それよりちょっと早く校門を潜れば問題無い。

何日かしたら諦める筈だ。

筈だと思った。

 

「・・・・・」

 

・・・・・何か居るんですけど。

 

昨晩の先見の結果。

朝の校門に風紀委員の姿は無かった。

今朝は用事が出来たから通常通学時間に登校するようにしていた。

 

「いつまで止まってるの？」

 

貴方が原因です。

ちょっとでも鮮明な先見を、と学校内限定していた為これは予想出来なかった。

失敗した。

 

「道を開けてくれませんか・・・？」

彼はフッと笑った。

やばいよ。なんか先見しなくてもこの先が分かってしまう。

 

「君を噛み殺したらね」

 

やっぱり・・・・。

 

 

 

朝っぱらから通学路を塞いでいるのはトンファーを構えた学ラン姿の並盛中生。

並中の生徒及び教師ですら彼を前にしたら恐れおののき上がる頭も無い。

並盛中学校風紀委員委員長にして、不良の頂点に君臨する並盛中学校最強の男・雲雀恭弥。

その彼が楽しそうな顔をして錬の目の前にいる。

「俺、何か悪い事しましたか？」

「別に」

「だったら通して欲しいんですけど」

「大丈夫。救急車呼んであげるし、学校にも連絡しといてあげる」

「何にも大丈夫じゃないんですけど」

トンファーが胸の高さまで上がる。

聞く気は全く無いようだ。

マジで勘弁です。

 

――ガンッ

 

「っ痛――」

 

鞄を盾にしたけど、容赦無くトンファーを振るわれたので塀に体をぶつけてしまった。

「へー。防いだのはまぐれ、それとも実力？」

「一般人になにっ――！！」

自分が彼の嫌いな弱い草食動物だと分からせてしまえばいいのだが、それには彼の攻撃を正面にくらい、さっさと地に伏さなければならない。

つまり怪我をしろという事。

下手に芝居を打ってもバレそうだから今まで風紀委員に捕まった時彼が来る前に逃げていた。

しかしつい三日前に突如先見に雲雀恭弥が現れた。

最悪の出会いを避けるべく校門検査に引っ掛からないように登校し、毎日彼が居ないか周りを気にしていた。

お陰でツナ達とのんびりご飯も食べれない。

 

錬が攻撃を防いだ事に幾らか出来ると確信したのだろうか、退いてくれないかなぁという淡い期待は見事に打ち砕かれている。

こうなったら逃げるが勝ち・・・・といきたい所なのだが今日はそうもいかない。

大切な用事があるのだ。

 

――プップー

 

後方からのクラクション。

見れば派手な乗用車が住宅地の道とは思えないスピードで走って来る。

危ないが道路の隅に居れば錬と雲雀に実質的な被害が及ぶ事は無い。

 

だが、先に述べたようにここは住宅地なのだ。

 

「チッ」

錬は後方の車を見た後舌打ちをして前に走ろうとした。

「逃がさないよ」

雲雀は退く気無し。

第二撃目を繰り出して来る。

しかし今は彼に付き合っている時間は無い。

錬は彼のトンファーをかわして飛び上がった。

「また今度」

非常識極まりない彼の頭に片手を乗せて頭上を飛び越えた。

雲雀の頭にそれ程大きな反動は無く、錬の運動能力が伺える。

雲雀が驚き振り返るのと同時に横をあの車が通った。

＊＊＊

 

 

錬は兎も角全力で走った。

後方からの車はもうすぐそこ。

広いとは言えない路地の十字路を目指す。

幾つかの声が聞こえて来た。

そして角からランドセルを背負った男の子が飛び出してきた。

まさに車の真ん前に。

運転手が急ブレーキを踏み、キッキーとタイヤから悲鳴が上がるが、こんな時に子供が咄嗟に反応出来るわけも無い。

道路に飛び出した子が自分に迫り来る物を見るのと同時に錬は思いっきりアスファルトを蹴る。

 

 

そして車の衝突音が鳴り響いた。

 

×

Boy met ....Ⅲ

やっと雲雀が出てきた第三回似非リボ夢。

主人公の名前は固定で『西口　錬(にしぐち　れん)』
ちなみに男装中の偽名です。
ちなみにやっと本名『佐保(さほ)』が出ます。

仲良しトリオに新たな仲間が加わった。
西口錬。
特技、と本人が認めている訳では無いが占いが出来る。

「占いじゃない！？」

昼休みの屋上で輪になって弁当をつつきながらツナが声を上げた。
「どういう事だ？」
「やっぱインチキ？」
「獄寺・・・お前そんなに俺をインチキ占師にしたいのか？」
錬と彼等が出会ったのは一週間前の事になるが、錬が打ち解け合うには十分な時間だった。
こうして冗談も言えるし、何よりちょっと変わった仲間達に頭を抱えるツナの肩を叩いてくれるので彼にとっては大変心強い。

「で、占いじゃないんだったら何なの？」
「んー・・・・こう・・・・辿るって言うの？
文字が泳いでて、皆が話しかけてくるんだ」
しかし沢田綱吉の仲間というだけの事もあり、やっぱり変わっていて、言ってる事がよく分からない。
所謂不思議くんだ。
「でもな、過去を見るのはもうちょっとしっかりしてる。
なんせ過去はもう起きてしまった事だからな」
先週彼等が初めて会った時、先客の為に見ていたのは女子生徒の彼氏の過去だ。
最近彼氏の様子がおかしくてすごく不安だと言っていたので見てみると、彼氏が一人で女物の店で買い物していた。
しかも丁度次の日は彼女の誕生日であり、そのプレゼントだとすぐに分かった。
だから彼女に「明日にはこの状況を打破出来る」と言ったのだ。
もちろん次の日の放課後には仲睦まじそうな二人の姿が見られている。
それを見ていると自分の力も悪い事ばかりじゃないと思える。



「錬、今日俺ん家に来ない？」
「ん？ツナん家」
「母さんが俺の新しい友達が見たいって聞かないんだ」

「うん！行きたい！！」
錬は身を乗り出し、瞳をキラキラさせて返事をした。
「そんなにうれしいのか？」
「だって友達の家だぜ！俺誰かとつるむ事無かったからそういうのに憧れてたんだ」
「錬は変わってんな。だったら俺のトコにもいつでも来いよ」
「行ってタダで寿司食い倒しちまえ」

＊＊＊

一階の人気の無い廊下。
一部の者たちを除いては誰も近付かない、誰も近付きたくない部屋が一つ。
その部屋で並盛中学校風紀委員委員長　雲雀恭弥は今日の日誌に目を通していた。
並盛中学校最強の男と言われて、応接室を占領している彼も委員長である事には変わりないので職務はこなす。
西日が照らす窓際。
小さな影に口許を上げ常備のトンファーに手を掛ける。
「最近は弱い草食動物ばかりで体が鈍っていた所だ」
「お前の相手をしに来た訳じゃねーぞ」
窓の桟に座っているリボーンは動く気配がなく、一方雲雀は殺る気になっていた。
「そんなの関係ないよ」
彼が血の気の多いという事はよく分かっている。
「俺とやり合う前に『西口錬』って奴の所に行ってみろ」
「西口・・・・ああ、あのロン毛だね。
髪のことで校門検査で引っかかっても『風紀委員はリーゼントのくせに』って言って毎回逃げ回ってると報告を受けているよ」
風紀委員に文句を言うなど大した度胸の持ち主だ。
「会った事はねーのか？」
「ああ。逃げ足が早いらしい」
「西口錬ならお前の運動相手ぐらいになるかもな」
「そんな奴より、僕は君とヤりたいんだけど」
雲雀のトンファーが風を切る。
「また今度な」
しかしそれをハラリとかわしてリボーンは外へと出ていった。
即気配が消え、追ってもしょうがないと判断した雲雀はつまらなそうに椅子に座りパソコンの画面を開いた。
少しして画面に映し出されたのは焦茶の髪を一つの三つ編みにしている男子生徒。
「西口・・・錬か・・・・」
さして興味も無いがあの赤ん坊が言う位だから、と何となく気が向いた。 

＊＊＊

｢佐保｣
優しそうな老女の声。
星明りを反射する池。
透き通る水は波打ち、少女を中に引き込もうとしている。
庭にあるものとしてはとても大きい池の中心には夜空に手を伸ばした木。
幾千もの葉を風に揺らし、カサカサと葉が擦れる音は話し声にも聞こえてくる。
長襦袢(和風の下着)はすっかり濡れて少女のラインをはっきりと見せていた。
湿った髪はキラキラと銀色に光り、顔にヒタリと張り付いている。
根を完全に水中に沈めている木に体を寄せていた少女は少しだけ目を開いた。
「風邪を引きますよ」
「・・・うん」
木から手を離すとそれを境に木々と水のざわめきが終わった。
そして地上の星の様に輝いていた髪は樹肌と同じ色に戻ってしまった。
「何が見えたんだい？錬」
滴を垂らしながら縁側に置いてあるタオルを取る。
「絶対避けたい出会い」
苦笑してバサッと真っ白のバスタオルを背に掛け、世界を支える木を見た。

×

Boy met ....Ⅱ

ジャンプコミック・リボーン新刊買いました！
本屋さんに行ったら驚異的な売り上げのようで、棚に後一冊しかない所をゲッチュです。
表紙が雲雀さんでズキュン。
中身の雲雀さんの目が怖くてズキュン(意味不明)
でも人気ランキング一位おめでとう。
今回一番気に入っているシーンはボンゴレⅠ世。かっこいいなぁ。
ってかツナの十年後かと思ったよ。
十年後の骸出てこなかったなぁ。前に友達から本誌借りて見たとき丁度骸が出てたけどなぁ。
あの成長したパイナポー見たかったのになぁ。

人気ランキングの絵。
どうやったらあのショットが撮れるんだろう？
たぶん応接室だと思うんだけど、そこでお茶するか？あのメンバーで。
・・・と思っていたらウチの子が出てきちゃったよ。
まだ一回しかブログに載せていないのに出しゃばってきました。
書きたいけど・・・まだ無理かなぁ・・・骸との関係考えてないし。
応接室に押しかけてきた面々(特に骸)に敵意むき出しにする雲雀を説得したのがウチの子・錬で、ちょっとした争奪戦でも起きたら楽しいだろうに。
誰を争奪戦するかわ人それぞれだろうとして。ヤベェ・・・変な方向行ってる・・・。
うん！勿論ウチの子を争奪戦で。
でも結局彼(彼女ですけど)が選ぶのは争奪戦に参加せず、早くこの状況から抜け出したいと思っている我らがボンゴレ１０代目で。
うん！楽しい！


と前振りはこの辺にしておいて、リボーン夢デース。
主人公の名前は固定で『西口　錬(にしぐち　れん)』
男装中の偽名です。これの次ぐらいに本名出します(たぶん)。
ちなみに今回も雲雀さんは出てきません。
ちなみに今回はイメージ画も書いてみました。
男の子に見えるか心配ですけど、中性的な顔という事で。

リボーンのお陰か、占ってもらう事になったツナ。

錬と対峙して座り、内心ドキドキである。

錬は先程と同じようにガラスをぶら下げた糸を右手に持って、水上にある葉に付くか付かないかの位置で翳す。

「手を俺の手の上に置いて、気を楽にしていてくれればいい」

言われた通り彼の腕の負担にならない様に気を使いながら片手を乗せた。

錬は目を閉じているだけで他に何をする訳でもないのにまた水上の葉を中心に波紋が広がりだした。

彼の手と触れて真直にいるツナでもどうしてかは分からない。

ただ木の葉が擦れる様な樹々のざわめきが頭の中で聞こえた様な気がしただけだった。

 

十数秒経って波紋が無くなり錬がゆっくりと目を開いた。

 

(あれ？)

その時ツナはふと、違和感を感じた。

 

「はい、いいよ」

占いが終わり二人とも手を退いた。

皆どんな事を言われるか気になっているようだ。

 

「面白いな、お前」

第一声は何の緊張感も無いので思わず気が抜けて机で頭を打ちそうだった。

「もっもうちょっと具体的に・・・」

「ん？具体的かぁ・・・難しいなぁ」

(何が見えたんだよ！？)

錬はうーん、と考え込んでしまったが、窓の外に目を向けると何かを閃いたようだ。

「うん。面白かった」

「さっきと同じ回答なんだけど」

「悪い悪い。

一言で言うと・・・・・」

先が続かない。

「一言に纏めなくてもいいから」

「じゃあ俺が『見た』まんまを言うと、結構大人びた沢田が見えた。

スーツ姿で青空の広い野原に立ってた。まるで空を担いでいる様な」

リボーンの表情が少し変化した。

「意味わかんねぇよ」

獄寺のもっともな感想にリボーン以外も頷いた。

「あっ、お前等もそこに居たんだよ」

獄寺と山本を指した。

「後何人か居たんだけどちゃんと顔見えなかったな。

沢田は額から火が出てたけど穏やかな顔してて、笑い掛けてくれて・・・・ってか何で笑い掛けられてんだ？」

自分で言っといて悩んでるので聞いている側はもっと訳が分からない。

「悪いな。『先見』は曖昧なんだ。

つまりハッキリとした未来なんて無いって事だ」

「偉そうな事言っといて全然占いになってねぇじゃねぇか」

「だから努力次第の未来は見ない主義なんだよ。

でも俺の感想としては先見で見えた沢田はイイ男だと思ったぜ」

中身が、と付け足されたのが微妙だったが褒められたのには変わりはない。

 

 

「そういえば、西口君って髪の毛染めてる？」

「！・・・なんでだ？」

「なんとなく色が合ってないなぁって」

急に変な事を言ったせいか、錬がじっと見てくるので慌てた。

「ごめん！失礼だった！！」

「いや、構わないよ」

少し彼の顔が陰ったがすぐにそれとは真反対の満面の笑顔になった。

「やっぱお前は面白い。未来が楽しみだ」

 

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