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最近ニコ動のREBORN!MADにはまっています。
色々ありますが【http://www.nicovideo.jp/watch/sm2058316】が一番のお気に入りです。
曲といい、絵の選びようといい、感激しています。
未来編なのでネタバレ嫌な人はご遠慮ください。
でも本当にみる度に涙が出てきそうです・・・・未来編は涙無くしては見られません。
本当に泣ける・・・。天野明先生本当に神様のようです。

早く次巻でないかなぁ。本当に雲雀さんカッコいいし、パイナポーの10年後も見たいし・・・てか10年後のパイナポーのファッションどうよ。シャツにネクタイ・・・ネクタイの意味あんの?
友達からジャンプ本誌を借りて見たのはラルちゃんが廊下でへばってるところまでなんでその先めっちゃ気になってます。

家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾2 』を買ってみました。(第一弾は買っていないのに)
イーピンが雲雀を見て赤くなっちゃうのはこれかよ!
ちょっとまて、イーピンの師匠であるアルコバレーノが雲雀そっくりだったらアルコバレーノになる前の師匠はまさに雲雀ってこと?
ドッペルゲンガー!?


さてさて前置き(雑談)はこの辺にして夢に行きます。
主人公の名前は固定で『西口錬(にしぐち れん)』
ちなみに男装時の偽名です。










雲雀が見たのは電信柱に突っ込んだパンクした車と道路に転がっている二人の人間。
あのスピードからして運転手は無傷ではないだろうが、最近の車の安全性を考えると死んではないだろう。
しーんと静まった路地に雲雀の靴音が妙に響いた。
近付くと倒れていた錬は体を起こし、その腕にはまだ状況の飲み込めない男の子がしっかりと抱き抱えられていた。
何か怖い事が起こった事は理解したのだろう、男の子はわーんと声を上げて泣き出した。
それを合図に静まり返っていた場は他の子供達の泣き声や近所住民の大人達の声で騒ぎになっていく。
 
「よしよし。怪我してないよな。大丈夫だから泣くなよ」
錬は胸の中で泣きじゃくる男の子の頭を撫でて優しく笑っている。
騒ぎを聞き付けてきたこの子の母親と思われる人物が名前を呼びながら走って来る。
男の子も声を聞き頭を上げ姿を確認すると「ママぁ―」と言って走って行った。
錬も壁伝いに立ち上がり親子の姿を眺めた。
 
が、横で影を作る存在に気がついた。
動くのを拒むような首を動かし見ると予想通り雲雀の姿があった。
彼は何も言わずに錬を見るので、錬も何も言えず、ただ変な汗が流れる。
 
――コンッ
 
「ぃ!!!!」
彼の視線が足下に行ったかと思えば、何の前触れもなく右足首を蹴られた。
ジンジンしていた所を蹴って来るなんて「お前は鬼か!?」と言ってやりたがったが、あまりの痛みに喉が締まってしまった。
 
何なんだよぉ。もぅ。
 
***
 
袋の鼠。
そんな言葉を日常生活ではさほど使わないだろう。
俺も今まで使った事があるかは怪しい。
しかし今日、その単語が浮かんだ。
語意がしっくりくる。そんな状況になった。
正しくは、陥った。
 
 
 
校門を潜る生徒はいなくなり、皆真面目かどうかは置いといて、席に座っている授業を受けている頃。
俺はソファーに座っていた。
一度も入った事の無い応接室は思ったほど広くはなかったけど、学校内に於いて快適な空間であるには違いない。
さてさて、どうして俺がこの応接室にいるかというと、逆上る事数十分前。
通学途中の俺は『たまたま』猛スピードの車に撥ねられそうになった小学生を助けた。
電柱に突っ込んだ運転手は良い薬というぐらいの怪我で、もちろん助けた男の子に怪我は無かった。
しかし不覚にも俺が足を挫いてしまったのだ。
学校寄りの場所にいたのだが、面倒臭いしゆっくり帰ろうかと考えた。
しかし!
予想外にも朝の通学を塞いでいた雲雀恭弥は俺の挫いた足首を蹴り、劇痛に注意散漫になった俺を抱え上げた(米俵を担ぐ様に)。
逃れようと抗議したり動いたりしようものなら容赦無く足首を握られた。
頭がパニクる俺をよそに学校まで強制連行の後、ここのソファーに投げ込まれたわけだ。
 
ああ、此所に来るまでに多くの生徒に見られたから後が面倒だなぁ。
きっと質問の嵐がやって来るだろう。
ツナがいたけど、凄い顔してたなぁ。
驚いてるのか怖がってるのかどっちかにしろよ。
 
 
「何ニヤけてんの?」
救急箱を持った雲雀を前にした途端、此所が風紀委員の委員室つまり雲雀のテリトリーである事を思い出した。
「別にいいけど」
そして彼は何の前触れも無く錬をソファーに押し倒した。
「へっ!ちょっ―――」
「暴れないでくれる」
慌てて起き上がろうとすると不機嫌そうに雲雀が止めた。
見ると捻挫した足を出している。
「・・・・もしかして・・・・手当て?」
「それ以外に何に見える?」とでも言いたそうに一見しただけで手際よく湿布を張り、包帯を巻いていく。
慣れてるなぁ。
てか何で手当てされてんだ?俺。
それにこの人・・・。
「何か言いたそうだね」
顔も見ずに聞いてきた。
「いや・・・顔綺麗だなぁと・・・・」
素直に答えると雲雀は訝しげな顔を向けた。
「雲雀さんの顔、今日初めてまじかで見たんですけどなかなか美形ですね。
肌綺麗だし、髪の毛さらさらだし。
羨ましいかも」
錬がじっと眺めているので雲雀の方が耐えられなくなった。
「変わってるね君」
「そうですか?常識はあるつもりですけど・・・。
あっ、たまにずれてるとは言われます」
「だろうね」
処置が終わったので雲雀は救急箱を片付けて部屋の奥にある委員長机に腰掛ける。
錬は完璧に包帯を巻かれた足首を不思議そうに見て動かしてみて、当然痛くて呻いている。
 
馬鹿だ、と見ている彼は心の中で言った。
 
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誕生日本によると私は

実年齢より若く見られる。
とらえどころのない不思議な子ども。
無理をせず「今」を生きる。

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