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さてさて漸く雲雀との出会い終了です。
ここまでが私が受験に行くため電車に乗って揺られながら携帯に打ったところになります。
当初の予定ではここまで書いてリボーン夢止めようかなとか思っていたんですが、書けば書くほど先が書きたいとういう欲求に駆られまして、この際書いちゃおう!と書いてます。
制作にはもう取り掛かっていまして、頑張っていこうかなっと思っています。
勿論原作沿いで雲雀贔屓です。
でも骸とも関係を作り(愛人とか二股っていう意味ではないですよ)、骸に言い寄られる子にしようと思っています。


それでは雲雀との出会い編最後をどうぞ。
名前は固定で『西口錬』です。
ちなみに男装中の偽名です。





「どうして手当てしてくれたんですか?」
まず一番に来る筈の質問は錬が雲雀の顔の造りについてしっかり観察した後に出された。
「僕がいなかったら君怪我しなかっただろ」
錬の予定では車が来る前に小学生達の足止めをするつもりだったのだが、雲雀によって狂ってしまった。
彼が錬の能力について知らなくても、妨害をしていなかったら道に子供が飛び出す前に止められた、と考えるだろう。
意外にも情があるようだ。
「それに君には早く治って僕の相手をして貰わないと困るし」
そっちが本心だろ。
「怪我人を拉致って一層怪我させるのかと思いました」
「ワォ、気付いてたの」
いつの間にか閉められているドアの鍵。
「君、なかなかやりそうだから楽しみは取っておくよ」
「俺めちゃめちゃ一般人ですけど」
「アレをやった人がよく言うね」
「まさか。パンクはたまたまですよ」
 
「誰も一瞬でタイヤに穴を空けてパンクさせたなんて言ってないけどね」
 
「へっ・・・・」
 
嘲笑う彼に錬はやられた!と自分の不注意にうなだれた。
「ただの草食動物でも関係ないよ。
3日間僕に無駄足を踏ませただけの見返りは貰うよ」
「こっちは気が休まらなくて慰謝料が欲しいです。
でも手当てありがとうございました」
パンクさせた事に気付かれた事とそれによってますます興味を持たれた事に肩を落として、錬は足に負担をかけないようにゆっくりと立ち上がりドアの鍵を外す。
あんまり長居すると気が変わったとかでボコられそうなのでもう退散する。
「ねぇ」
半分応接室を出た背に掛けられる。
「君が6歳にイタリアから並盛に来た。
でもそれ以前の経歴が一切掴めない。
これは故意?
それに朝先を急いでいたみたいだったけど、あれは事故が起こる事を知っていたから?」
ピタッと体が止まる。
錬の首が少し回ったが、目が雲雀を捕らえる事はなく影に隠れていた。
 
「俺は両親が死んで『たまたま』並盛に来て、朝は『たまたま』子供を助けただけですよ。
でも・・・・・」
錬の体は部屋から出てしまい、ドアが閉められていく。
「雲雀さんが来たのは『予想外』でした」
 
完全にドアは閉まり室内に一人残された彼は言葉の意図が理解仕切れず不満そうな表情を浮かべた。
 
が、新たな獲物を見つけられた事に心踊らせて口元上げた。
 
 
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誕生日本によると私は

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とらえどころのない不思議な子ども。
無理をせず「今」を生きる。

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